野村ホームトレードで「株式情報」を上手く活用する方法

野村證券のインターネットサービス「野村ホームトレード」で投資情報として提供されているメニューの中の「株式情報」について、その内容と詳細を説明します。

株式情報へのアクセス

野村ホームトレードのメニュー「株式情報」では、ランキング、ETFやREIT、規制情報、新規上場銘柄、個別銘柄の情報などが閲覧できます。

銘柄選別の「スクリーニング」は別メニューですが、スクリーニングで見つけた銘柄を個別に分析するときなどに豊富な情報を得ることができます。

ホームトレードにログインしたら、画面上部のメインメニューから「投資情報」を選んでクリックします。そして左側のメニューから「株式情報」へと進みます。これで情報取得の準備は完了です。

ランキング・新値一覧

「株式情報」をクリックすると、いちばん最初に選択された状態になるのが「ランキング・新値一覧」です。

初期状態は「時価総額上位」が選択されていますが、「市場」「業種」「表示項目」についてプルダウンメニューから好きなものを選んで組み合わせることができます。

市場と業種については説明不要だと思います。表示項目については時価総額上位のほかに「値上がり率上位」「値下がり率上位」「売買高上位」「売買代金上位」「売買高急増上位」などの市場全体のランキングが見れます。

ほかにも「低PER上位」「低PBR上位」からバリュー銘柄を調べるなど、スクリーニング的に使うこともできます。

業種別騰落率

東証1部の銘柄を33業種に分類して、業種別にランキングしています。業種名をクリックすると、さらにその業種の中の個別銘柄ランキングが表示されます。上記「ランキング・新値一覧」と同じ画面です。

ETF/REIT

上場投資信託（ETF）と不動産投資信託（REIT）それぞれを一覧表示できます。ぼくは知らなかったのですが、「純金」「純プラチナ」「ガソリン」「とうもろこし」などの商品関連のETFもあるようです。

ETFは158件、REITは46件が表示されました（2014年10月現在）。

規制情報・新規上場銘柄

規制・注意銘柄やコーポレートアクション、新規上場銘柄、日々公表銘柄などの情報が一覧できます。メニューをクリックすると、別ウィンドウがたちあがります。

規制・注意銘柄は「即日現金徴収銘柄」「制限値幅変更銘柄」「期間売買停止銘柄」「特設注意市場銘柄」「監理銘柄」「整理銘柄」にわかれています。

コーポレートアクションは「ファイナンス銘柄」「安定操作可能期間銘柄」「公開買付対象銘柄」「売買単位変更銘柄」「商号変更銘柄」「株式合併銘柄」「株式交換銘柄」「株式移転銘柄」「株式分割銘柄」「株式併合銘柄」です。

新規上場銘柄は「新規公開銘柄」「別市場への上場銘柄」、日々公表銘柄は「信用取引現在高（東証）」「信用取引現在高（名証）」にわかれています。

個別銘柄情報

個別銘柄情報では「株価」「四季報」「ニュース」「決算・適時開示」「業績」「売買シグナル結果」「株主優待」などの情報を見ることができます。

画面左側のメニューから項目を選び、そのあとに銘柄を検索するか、もしくは銘柄検索したあとにそれぞれの項目を選んで表示させるか、どちらの方法でも情報にアクセスできます。

「四季報」の情報は発売日の6:05ごろに更新されるようなので、早朝からスタンバイしていれば、お宝銘柄を発見して先まわりの買付ができるかもしれません。いや、むずかしいですね（笑）。

「業績」では経常利益の進捗状況、売上高や当期純利益などの推移がグラフで表示されるので、視覚的にとてもわかりやすいと思います。

「売買シグナル」では最大2年間のデータをもとにおこなわれたシミュレーションの結果を見ることができます。「直近の売買サインが出た指標」「シミュレーション結果 上位3指標」などはテクニカル的に参考になります。

情報をどう料理するかが大事

スクリーニングや個別銘柄情報の分析というのは、知識と経験がものを言う投資行動です。ただ単純にシミュレーション結果をもとに取引したり、ランキング上位の銘柄を手あたりしだい売買したりすることはオススメしません。

その指標にはどういう意味があるのか、自分はどの指標を重視するのかなどを、経験を積みながら考えを深めていくことが大事だと思います。

 -野村證券