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クラウン・ジュエル

■ かんたんな意味

敵対的買収を仕掛けられたときに、稼ぎ頭の事業部門や価値の高い資産などを、子会社や別の会社に渡して、相手の買収意欲をそぐこと。

■ もっと詳しく

昨日、本編の最後の方でちらっとご説明したんですが、買収は買収でも、買収される側の同意なしに行う買収を「敵対的買収」といいます。

これは恋愛にたとえるなら、望んでいない相手に、無理やり言い寄るようなもの。ふつうなら、チャッチャとフッて一件落着です。

でも、この場合は恋愛とはちがい、本人の気持ちとは関係なく、お金によって強引に買収されてしまうんです。

コレを、どうしたら防げるのか?

その方法のひとつが、「クラウン・ジュエル」です。

買収されるということはすなわち、その企業に買収したくなる魅力があるということです。じゃぁ、その魅力的な部分を削ってしまえば・・・相手は買収する気を無くしてしまいますよね。

つまり、買収される企業=”王冠”の魅力的な事業部門や資産=”宝石”をその子会社に渡したりすることによって、相手にとって魅力のないものにしてしまう。

これが、「クラウン・ジュエル=”王冠の宝石”」です。

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