ポイズン・ピル(毒薬条項)
■ かんたんな意味
敵対的買収をされそうになったときに、新たに株を発行して全体の株数を増やす仕掛けを施しておくことで、買収されにくくする防衛策のひとつ。
日本語で言うと、「毒薬条項」。
■ もっと詳しく
のぞまない買収を仕掛けられたときの防衛策のひとつとして、「クラウン・ジュエル」をご紹介しました。この「ポイズン・ピル」も、敵対的買収にたいする防衛策のひとつです。
”ポイズン・ピル”とは、直訳すると”毒薬”という意味。
つまりコレは、買収を仕掛けられたときに、毒薬を盛っておくことで、相手にやる気を失くさせる方法のことなんです。具体的に言うと、買収が起きたときのタメに、以前からの株主に対して、
「買収しようとしてきた企業がある一定の株数を取得した場合に、いまの株価よりも安い価格で新しい株がもらえる権利」
を前もってあげておくんです。そうすることによって、買収されそうになっても、
・ 買収しようとしてきた企業の持ち株比率を下げさせる
・ 株数が増えることによって1株あたりの価値が下がる
・ 株数が増えて買収にかかるお金が増えてしまう
という効果が出てくるので、買収する気を失くさせ、おいそれと買収されないですむようになるというわけです。一定の株数を取得されたときに発動する、というのがなんかカッコイイですよね。
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