投資と投機の違い
このサイトは、「10代からの株式投資」というタイトルです。
しかし、僕がやっているデイトレードは、実は「投機」なんです(^^;
「投資」と「投機」。見た目はあんまり変わりませんが、この言葉の裏にはそれは大きな差があるのです。
何がちがうの?
投資とは、その会社の一部を買って、オーナーとなることです。
オーナーといったらスゴイことに聞こえますが、株を買うと自然にオーナーということになります。
たとえば、その会社が発行している株数の20%を買えば、その会社の権利の20%はあなたのものです。あなたは20%分のオーナーです。
この「投資」では、株を長期にわたって保有することで、会社が成長するなどして株価が上がり、みんなが儲けることができます。
たとえば、Aさんが100円で買った株を、株価が上がったのでBさんに200円で売ります。さらに株価が上がって、こんどはBさんが300円でCさんに売る……という風にです。
では、「投機」の場合はどうなのかというと。
投機とは、「株を保有する、会社の一部を買う」のではなく、「株をヤル」という感覚です。
つまり、株を次から次へとっかえひっかえして、その差額で利益を稼ごうというもの。
投機では、長く持つのではなく、その瞬間に上がるのか、それとも下がるのかが大事で、ギャンブルに近いものがあります。
そこに会社の成長などは関係ありません。あるのは、常にチカチカ動く株価だけ。
デイトレードは投機
というわけで、会社を観るのではなく、株価を見ておこなう短期売買は、「投機」といえます。
特にデイトレなんていうのは、その最たるものです。だから、僕がやっているのは投機なんです。
逆に、会社の業績や経済の方向などを考慮してやる長期投資は、「投資」といえますね。
プラスサムの投資と、ゼロサムの投機
投資は、プラスサムといわれます。逆に、投機はゼロサムの世界です。
どういうことかというと、投資は、さきほどもお話したとおり、みんなが儲けられる仕組みです。
でも、投機は、誰かが儲かれば誰かが損する仕組みなんです。
つまり、単純に勝ち負けの世界。みんなが勝つことはありえないんですね。ここらへんが、投機がギャンブルチックといわれる所以です。
そんなわけで、「投資」と「投機」。この2つは、似てるようで全く別のもの。
自分の性格にあったものを選ぶのもいいですが、同じ株の世界といっても非常に大きな違いがあるので、投資スタイルは慎重に選びましょう。
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