RSI(アールエスアイ)
「RSI」。日本語で言うと、アールエスアイ。
…これは日本語で言ったことになるんでしょうか。
RSIは、あり得ないくらいわかりやすい指標のひとつです。
なぜなら、「買われすぎ」と「売られすぎ」というのを教えてくれる指標だからです。簡単なので、いますぐ覚えちゃいましょう!
RSIの求め方
RSIは、一定期間の株価の値上がり幅の合計を、値上がり幅と値下がり幅の合計で割ると求められます。
と言葉で説明してもわかりにくいのですが、式を見れば一発です。
RSIは、次の式で求められます。
値上がり幅
RSI = ─────────────── × 100 (%)
値上がり幅 + 値下がり幅
たとえば、次のような値動きの銘柄の場合は、
16日 | 17日 | 18日 | 19日 | 20日 | 23日 | 24日 | 25日 | 26日 | 27日 | 30日 |
550 | 570 | 565 | 590 | 620 | 630 | 615 | 600 | 595 | 590 | 600 |
0 | +20 | -5 | +25 | +30 | +10 | -15 | -15 | -5 | -5 | +10 |
95 ( 20+25+30+10+10 )
RSI = ─────────────── × 100 = 67.9%
95 + 45 ( 5+15+15+5+5 )
という風になります。
0%から100%の間で推移するので、マイナスになったりはしません。
RSIの使い方
RSIの使い方は、驚くほどカンタンです。
「売られすぎ」のサインが出たら買い、次に「買われすぎ」のサインが出たら売ればOK!とってもシンプルでしょう?
目安としては、30%を切ったら「売られすぎ」、つまり買いサイン。
逆に、70%を超えたら「買われすぎ」、つまり売りサインといわれています。
ラインは自分でやりやすいようにアレンジするといいでしょう。たとえば「20%で買い80%で売り」とか、「15%で買い85%で売り」などのように。
↑20%で買い、80%で売る場合
弱点
RSIは、上のように、上下幅が大きいチャートのほうが使いやすいです。
つまり、上に行ったり下に行ったりして、ジグザグがたくさんあるチャートの場合はRSIと相性がいいかもしれません。
でも逆に、ジグザグがあまりない、つまり一方向に傾いているチャートには向きません。
たとえば上昇し続けているチャートの場合、RSIはずっと高い数字を出し続けるので、その間中「売りサイン」を出すことになります。まだ上がっているのに。
あるいは下がり続けているチャートの場合は、こんどはずっと10%くらいの数字を出し続けて「買いサイン」が出続けることもあるわけです。
下げ続けているのにサインのとおりに買ったら、当然損してしまいますよね。
というわけで、RSIについては、
・ ジグザグ(上に行ったり下に行ったり)のチャートには強い
・ 上げっ放し、下げっ放しのチャートには弱い
ということを頭に入れて使うことにしましょう。
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