移動平均線
ロウソク足のチャートをつかったテクニカル分析では、「移動平均線」が基本になります。
他にも、「出来高」など、たくさんのテクニカル指標がありますが、まずこの移動平均線をおさえておきましょう。何事も基本からです。キホン。
移動平均線とは?
ではまず、移動平均線とはどういうものなのかを見ていきましょう。
下の週足チャートをご覧ください。
チャート上にある、白い四角と青い四角は、ロウソク足です。以前やりましたね。
今回は、そのロウソク足に沿うように走っている2つの線に注目してください。赤い線と緑の線があります。
これが、「移動平均線」です。
移動平均線とは、「ある一定期間の株価の終値の平均をあらわした線」のことなんです。
ちょっと長いですね、しかもわかりにくい(笑)。
まだわからなくても大丈夫ですよ。
もう少し具体的に見てみましょう。下の表をご覧くださいな。
日付 | 終値 | 平均値 |
01/24 | 500 | 0 |
01/25 | 480 | 0 |
01/26 | 490 | 0 |
01/27 | 530 | 0 |
01/28 | 520 | 504 |
01/31 | 510 | 506 |
02/01 | 520 | 514 |
02/02 | 490 | 514 |
02/03 | 480 | 504 |
02/04 | 490 | 498 |
これは、1月24日(月)から2月4日(金)までの株価の推移と、その日を含めた5日間の平均値をあらわしたものです。
つまり、1月28日のところの平均値504円は、24日~28日までの株価の平均値ということになります。
■ 500+480+490+530+520=2520
■ 2520÷5=504
同じように、31日の平均値は、25日~31日の5日間の平均値、2月1日の平均値は、1月26~2月1日の5日間の平均値ということになります。
平均値を結ぶと、、、
こうして、一定期間の平均値を取り、チャートに書き入れます。
そして、それらの点を、数学のグラフを書くように、線で結びます。すると、、、
あら簡単!移動平均線のできあがり~!となるわけですね。(あえて突っ込みはナシでお願いします(笑))
そうです。一定期間の平均値を結んだ線が、「移動平均線」なんですね。
(↑コレが結論ですよ~)
株価はつねに動きますから、日によって平均値は変わっていきます。ということは、平均値を結ぶ線も動いていきますよね。
だから、「移動平均線」というんですね。
いろいろな移動平均線
小見出しが、数学の教科書に出てきそうなことは気にしないでください(笑)。
上の表では、5日間の平均値を例にあげましたが、移動平均線は、期間によっていくつか種類があります。
5日間の平均値を取ったものは、「5日線」といいます。そのまんまですね。
ほかに主なものでは、「25日線」や「75日線」、「13週線」や「26週線」などがあります。
それぞれ、数字の期間の平均値をとったものです。たとえば、25日線は、25日間の株価の平均値という感じです。
日足チャートでは、5日線や25日線、75日線を使い、週足チャートでは、13週線や26週線などを使います。
このページの上の方にあるチャートを見てみると、その左上に、「13-week MA」と「26-week MA」と書いてありますよね。
これらはそれぞれ、「13週線」と「26週線」という意味です。
週足チャートだから、13週線と26週線が描かれているんですね。
はい!言葉の説明はこれで終了~。これくらいにして、そろそろ「使い方」のお話をしましょう!
お次へGO~!!
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