ファンダメンタル分析

株のことはだいぶんわかってきたけど、実際に取引するときはどうやって買う株を選べばいいんだろう？

そんなときに役立つのが、「PERって何？」でご紹介した、PERやPBRやROEというような指標です。

これらの指標は、「ファンダメンタル分析」という、企業の価値と株価の差を考える投資法につかいます。

ファンダメンタル分析？ なんだそれ？

上の説明じゃちょっとわかりにくいですよね。もう少しカンタンにご説明しましょう。

あなたはある企業の業績（会社の成績）を見ていました。そして、それを見て、こう思いました。

「企業がこれくらい利益をあげてて、さらに今後これくらい成長しそうだな、、、ということは、この通り成長すれば、株価はこれくらいになるぞ！　ということは、いまの株価はちょっと安いな、しめしめ」

こんな感じです。さらにわからなくなってしまったでしょうか？（汗）

つまり、将来、企業はこのくらいの業績をあげる。ということは、そのときの株価はいまよりも高い。じゃあ、いま買ってそのときに売れば利益が出るな。という考えから株を選ぶ投資のしかたです。

おわかりいただけましたか？

べつに、わからなくても大丈夫ですよ。じつは、株の選び方にはもうひとつ方法があるんです。

ファンダメンタル分析はちょっとわかりにくいな、という方は「テクニカル分析」をどうぞ（笑）。

ファンダメンタル分析は、企業の割安度や成長性を判断する方法なので、長期的な投資の手段としてもちいられることが多いです。

テクニカル分析は逆に、「そのサインが出たらもうすぐ上がるだろう」というように短期的な売買の判断をするのに使われます。

そのため、本来の株式投資における目的（企業への投資）を無視したテクニカル分析による売買は、ギャンブル的だといわれています。デイトレードはその最たるものです。

次のページから、ファンダメンタル分析について具体的に説明していきます。

当サイトはリンクフリーです