財務諸表とは
株式投資をするときに必要な知識である「財務諸表」について説明します。
財務諸表とは
株式投資で儲けるには「安く買って高く売る」必要があります。「安い」とはどういう意味なのかというと、株価が「企業の価値」よりも低くなっている状態のことです。
つまり、本当は1,000円の価値があるものが、500円の値段をつけられているときに仕込むというのが株式投資の秘訣なのです。
「じゃあ、その企業の価値はどうやって調べるんだろうか?」
そこで「財務諸表」の登場です。財務諸表の中に出てくる数字を、株価に掛けたり割ったりして、あるいは企業の財産の状態を見たり儲け具合を見たりして調べていきます。
財務諸表の種類
財務諸表には3つの種類があります。それぞれ「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」といいます。
・ 貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
企業の財政状態をあらわしたものです。お金をどうやって集めて、どうやって使っているかがわかります。家計でいえば、「いま現金・預金は○万円で、冷蔵庫には○円分の食料があって、住宅ローン(借金)は○○万円で・・・」というものです。
・ 損益計算書(そんえきけいさんしょ)
企業がいくら稼いだのか? ということをいくつかの段階に区切ってあらわしたものです。家計でいえば、「月収は50万円で、そのうち税金が○万円引かれて、生活費には○万円かかって、結局足りなくて貯金をとりくずしちゃった。ああ、今月も赤字だわ!」というものです。
・ キャッシュフロー計算書
企業の現金の出入りをあらわしたものです。事業活動の中でお金がどれくらい増えたのか、あるいは逆に減ったのかがわかります。
財務諸表はどこにあるの?
財務諸表は本来、株主が「自分の保有している株を発行している企業は、いまどんな状態なのだろうか?」ということを知るためのものです。
上場企業は株主に正確な情報を届る義務があり、いまでは四半期(3ヶ月)ごとに自社のホームページで財務諸表を公表しています。
また、投資家のバイブル「会社四季報」のほか、「MSNマネー」などインターネット上のいろんな場所で入手できるようになっています。
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