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2008年02月03日
投資家の確定申告 2008年
メインサイトに確定申告のコンテンツがないので、ここに書いておきます。
▼ 売却損益を確認
配当所得(配当金)にかんしては「源泉分離課税」といってすでに10%の税金が取られているので気にする必要はナシです。というわけで、譲渡所得(売却益)を調べます。
2007年1月~12月までに出した利益と損失を合算してみましょう。サラリーマンやOLなど給与所得者の方で、利益が20万円以下の場合は確定申告の必要はありません。
ただし、「会社で年末調整済み」「年収2000万円以下」「ほかの所得と合わせた利益が20万円以下」「住宅ローン控除や医療費控除など確定申告するものがない」という場合にかぎります。
あくまで「確定申告をする必要がない」のであって、特定口座(源泉徴収アリ)で利益が20万円以下であっても還付申告はできませんので覚えておいてください。
(このページで色々喚きましたが、僕は給与所得者ではないので、20万円までの確定申告免除はなかったのですねー)
複数の証券会社に口座がある場合は、全部の口座の損益を合算してトータルで見ます。特定口座(源泉徴収アリ)の口座しか開いてなくて、その全てで利益が出ている場合は確定申告は必要ありません。
ほかの口座(特定口座の源泉徴収ナシや一般口座)でも取引(利益)があるなら確定申告が必要です。源泉徴収アリの口座のみだけど、そのうちのどれかの口座で損失が出ているという場合も確定申告をすれば税金を取り戻せます。
どの口座でも、トータルで損をしている場合は来年以降の利益と相殺できるので、かならず確定申告をするべきです。
▼ 損益の計算
特定口座の場合は「年間取引報告書」が証券会社から送られてくるので、そこに書いてある数字を足し引きすればOKです。
一般口座を含む場合は、以下のように計算します。
売却価格 - (購入価格×株数+購入手数料) - 売却手数料 = 売却損益
これを取引ごとに計算し、全ての取引の損益を合算します。途中で買い増した銘柄については、そのつど平均単価を割り出し、その平均単価をもとに売却損益を算出します。
これはちょっとめんどくさい処理に思えますが、一部を売却して一部を来年に持ち越した場合も、平均単価による売却損益で申告しなければならないようなので、この方法で計算する必要があるようです。
・・・この情報は間違ってるかもしれません。自信なし。
▼ 確定申告書に記入
国税局の確定申告書作成コーナーで記入・印刷ができます。「分離課税の申告書」を選択して指示に従って記入していきましょう。
給与所得者の方は源泉徴収票を用意して、給与所得などもいっしょに記入していきましょう。
▼ 税率
2008年12月までの利益には、10%の所得税がかかります。2009年以降は20%になります(今後変わる可能性もあります)。
▼ 2009年の節税対策
サラリーマンやOLの方は一般口座か特定口座(源泉徴収ナシ)を選びましょう。基本的に特定口座のほうでいいと思います。
ほかに収入がない主婦の方や学生さん、年金をもらっている方は、株の利益(配当含まず)が38万円を超えると扶養家族として認められなくなるので、特定口座(源泉徴収アリ)で取引するようにしましょう。
主婦の方のパート、学生さんのアルバイトは、なるべく年間の給料が65万円を超えないようにがんばりましょう。
給料と株の利益(プラスほかの収入)の合計が103万円を超えると扶養家族をはずれる可能性があります。源泉徴収アリなら株の利益は計算に入らないので、103万円までもらっても大丈夫です。
投稿者 hikaru : 2008年02月03日 08:16
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