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2007年12月25日
タクトホーム売却
タクトホーム(8915)を売却しました。たぶん-50%くらいの損失です。
投資成績では「秘密銘柄」としていたタクトホームですが、業績の下方修正があったことやキャッシュフローが良くないことなどを理由に投げました。
先週に売却を決定していたのですが、今年は実現損益が20万円以下の範囲であったので、損失を計上した場合に発生する相殺分を考慮して来年に持ち越すつもりでした。
なんかわかりにくいですが・・・。
たとえば、今年10万円の利益があった場合、確定申告はしなくてもいいことになっています。20万円以下の利益なら、税金を払う必要はないからです(・・・よね?)。
そこに、20万円の含み損(保有株が20万円分下がっている状態)が発生したとします。これを売却することによって、今年の実現損益は-10万円となります。
損失を出した場合は、たしか3年間繰り越して利益と相殺することができます。たとえば、来年100万円儲けたとしたら通常は税金が20万円(税率は来年から20%に戻ります)かかります。
しかし、今年分の損失10万円を100万円から引いて、課税所得を90万円にできます。そうすると、本当は20万円だった税金が、18万円に減るというわけです。2万円お得ですよね。
つまり、今年の損失額は、来年以降の税金の20%割引券になる可能性があるということです。もちろん、来年以降に利益を出せた場合の話ですけど(自信ナシ)。
ただ、このように今年は税金を払わなくてもよいという場合は、損失は確定しない方がお得になる可能性があります。
含み損20万円を来年に損失確定すれば、そのまま4万円の税効果があるからです。今年損失確定した場合は2万円しかお得にならないので、逆にもったいないということです。
今回の僕の状況は、まさに上記の例と同じようなものでした。20万円以下の実現損益があるのだけど、それ以上の含み損を抱えていたのです。
そこに、含み損となっている銘柄(タクトホーム)を売却する決心をしました。しかし、すぐに売却した場合、利益と相殺されて、来年以降に繰り越す損失が減ってしまいます。
もし、年末までに来年以降の税効果分を上回る下落があるなら即座に売るべきでした。でも、まさかそこまで下がるはずがない、来年売ったほうがお得だ。そう考えました。
しかし、実際には違いました。タクトホームは先週から今日までに、来年損失を確定した場合の税効果よりも大きな下げを記録したのです。正直おったまげました。
それでも、税効果と下落分の比較は、常に現時点の株価からの値下がり分においておこなわれるべきです。
下がっちゃったものはしょうがないとして、明日以降3日間(厳密には大発会の寄付きまで)に税効果を上回る値下がりがあるだろうか?
こう考えるべきだったのですが、僕はもう迷いませんでした。だってもう持ってたくなかったんだもん。というわけで、タクトホームを売却したのでした。しかも、今日の安値で(クソッタレ!)。
[追伸]
もしかしたら、この記事の内容は盛大に間違えているかもしれないので、そのときはスルーしてやってください。お願いします。
投稿者 hikaru : 2007年12月25日 20:04
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